こわいこわい百物語

ライアーと関係のない話題で恐縮ですが……。

永坂みゆきという筆名で、児童文学の勉強をしています。

今年の三月に、児童文学者協会と出版社の文溪堂が共催する「こわいこわい百物語」に『三ツ塚山のじんじゃんじゃく』という短編を応募したのですが、昨日公式発表がありまして、ありがたいことに入選しました。

百物語ということで、入選する作品数もきっと多いのではないかと思っていましたが(←だから私も入り込めたのでしょうね)、実際に約70作品が入選していました。ただ、応募総数は1108作品とのことなので、そう考えると中々の激戦と言えるかも。

入選作は、来年、文溪堂から全5巻のシリーズに収録されて出版予定です。

今まで「あいち・読書タイム文庫」で5作品出版して頂いてますが、全国書店に流通する形での出版は今回が初めてです。アンソロジーの1篇ではありますが、とても嬉しいです!

この作品、次女の見た怖い夢が元になっています。

去年の冬の朝、次女が「怖い夢を見た」と泣きながら起きてきて、「じんじゃんじゃくっていう怪物に食べられそうになる夢だった」と。

慰めながらも、これはお話になりそうだと思って、ついつい「じんじゃんじゃくってどんな怪物? それでどうなったの?」とメモを取りながら次女に質問(なんていやな母親だ…)。

もちろん夢そのままでは物語として成立しないので、「じんじゃんじゃく」という怪物の要素だけをもらい、それをどう生かして短編の怪談にするか、色々と試行錯誤してみました。

物語の風景が中々見えてこなくて、やっとその世界がつかめたのが締切間近で。ちょうど次女の鼠径ヘルニアの手術時期と重なり、病室にノートPCを持ち込んで夜中に書いてました(ますますいやな母親だ…)。

そんな経緯があるので、出版してもらえることで、次女に対して申し訳が立つなあとホッとしました。。。。

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【あらすじ】
夏の深夜、一人で三ツ塚山に虫取りに来た小6の男の子。幼い頃に父を亡くし、同居していた祖父も亡くし、今また、たった一人の身内である母親までも交通事故で生死の境をさまよっている。母の命を助けるために、伝説の「ハンゴンチュウ」をつかまえに来たのだが――。

対象読者層は小学校中学年から高学年向け。
怪談は小学生に人気のあるジャンルなので、多くの子に読んでもらえたら嬉しいです。

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