バッハ?それともグノー? ①

安達です。
とつぜんですが、皆さん。バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」をご存知でしょうか。
バッハが1720年頃に作曲した「平均律クラヴィーア曲集」第1番の前奏曲に、グノーが1859年に新たな旋律を書き加えて完成させた讃美歌で、いわばバッハとグノーの共作。バッハの作曲からおよそ130年の時を経て、グノーの手によって生まれ変わった作品です。

ライアー,竪琴,バッハ,グノー,アヴェマリア,アヴェ・マリア,編曲,楽譜

もともとバッハ自身は、鍵盤楽器の作品としてこの曲を書いたわけで、グノーはそれを“歌の伴奏”とした。新しく生まれ変わった「アヴェ・マリア」という作品を、天国でバッハは一体どんな風に聴いただろうかと、思いを馳せます。

グノーはバッハを崇拝していたからこそ、この作品を敬虔なる讃美歌「アヴェ・マリア」として世に出した。そして「アヴェ・マリア」となった作品は、「前奏曲第1番」であった時より確実に演奏される機会が多く、実際多くの人たちに愛され続ける名作となったのです。

この作品を、バッハの「前奏曲1番」の楽譜を使って、竪琴で練習し始めた私ですが…、同じ音型がひたすら続きリズム変化がない為、意外に暗譜するのが難しい。曲の進行はまるで、清流の流れをじっと見つめているかのようで、和声の変化、色合いの変化を自然なものしていくことに、何だか戸惑うのです。
ところが、グノーの旋律を乗せて口ずさむと、不思議と伴奏的に?バッハの音楽を、迷いなく進めていけることに気付いたのでした…!

…さて。私はこれから、バッハの「前奏曲第1番」を演奏するのか、グノーの「アヴェ・マリア」を演奏するのか?そして今、練習している作品は一体どっちなのか??
「アヴェ・マリア」の旋律の部分を、心の中であるいは口ずさむ程度にしか出来ない私は、現在、どっちとも区別がつかないまま、この「どちらかの曲」の練習に励んでおります(汗)。

そして、実は…、この曲の問題には、まだ続きがあって…。
でも、もう年末で何かと気ぜわしいですし。多分、私以外、誰にとっても大きな問題ではないでしょうし。。もし皆さんがよろしければ、次回に続くことにいたします~(笑)

この記事へのコメント

  • 永田

    グノーのアヴェマリアはバッハの曲から編曲されたものだということ位しか理解してなくて、初めてバッハの前奏曲を聴いたときにグノーのアヴェマリアとそっくりな曲!と思った覚えが…とんだ罰あたり者かしら(汗)

    この記事を読んでいて思ったのだけど…。
    私には音楽の専門的なことはよく分かりませんが、バッハの曲は、すごく数学的・論理学的に聴こえます。たとえば2次関数とか3次・4次関数とか、f(x)=x⁴−2x²みたいに、整然とした数式のように隅々まで計算し尽くされている感じ。
    もしかしたらバッハは、この前奏曲(=関数の式)を解いてくれる人の出現を待っていたんじゃないかしら。解は1つだけじゃなくて複数あるんだけど、グノーはその中から最も美しい解法を見つけ出し、見事な曲線グラフを描き出すことに成功した。あまりに難しい関数だから解ける人が出現するまで100年以上かかり、あまりに美しい解法だからそれを超える解き方が出てこない…なんて。
    だとしたら、バッハは天国で感心してるかも。「私の音楽を真に理解できる人がいたのか」と。
    ……というのは、素人小説書きの妄想かしらね。高樹のぶ子さんの『百年の預言』みたいな、すごい物語になりそうな気がするんだけど…誰か書いてくれたら読みたいなー。
    安達さんの趣旨から外れた感想でごめんなさい~!続き読みたいです、とても興味があります!
    2016年12月26日 23:34

この記事へのトラックバック