春の海 宮城道雄

永田です。
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

歳の暮れからエンジェルの練習をちょっとずつ始めました。もう仕事も始まりましたが、隙間の時間を見つけては竪琴を出して練習。年が明けてますます竪琴にのめりこんでる気がします。

ところで、新年になると必ずどこかで流れている筝曲、『春の海』。宮城道雄作曲の、筝と尺八による二重奏です。
筝曲といえば『春の海』を最初に思い浮かべる方が多いんじゃないでしょうか。これぞTHE・邦楽、日本の伝統音楽、というか。
筝,春の海,伝統,竪琴

でもね。
『春の海』は、本当は、日本の伝統音楽とは違うんですよ。
他にも有名な筝曲、『六段の調べ』(八橋検校 やつはしけんぎょう 作曲)は、江戸時代から伝わる「古曲」、つまり日本古来の伝統音楽になります。
しかし、『春の海』は「古曲」ではなく「明治新曲」に分類されます。
すごく大雑把な説明なので、専門の方が見たら違うと言われてしまうかもしれませんが……『春の海』は古曲の作法から飛び出して、西洋の音楽の作法で作られた曲なんです。だから、明治時代に初めて『春の海』が世に出た時、日本人は初めて聞く斬新な音楽にさぞ驚いただろうと思います。

と、ここまで竪琴と関係なく話を進めてきましたが。
竪琴で『春の海』を弾いてみたいんですよね。この曲は、いわば筝曲の常識を破った曲だと思うのです。技法的に、本来の伝統的な筝の奏法から外れた弾き方をします。「筝をこんなふうに弾くなんて、ありえない!」と眉をひそめた邦楽関係者もきっといたはず。

ライアーにもライアー本来の弾き方があるはずですが、この曲を弾くにはそこからかなり外れてしまうと思います。それでも、ライアーという楽器の持つ演奏の幅にチャレンジしてみたい、と思うのです。

って、なんだかすごい大言壮語だなーーーと自分でも思いますが。ライアー歴半年の素人の分際で。
でも新年だし、年始の志は大きい方がいいでしょう?(書いてて恥ずかしいけど)
いきなり全曲はさすがに無理なので、第一楽章だけ。

これをエンジェルで弾くには移調しないと音域的に無理なので、年明けに移調した楽譜を書き起こしてみました。時間がもったいなくて、夫の実家への行き帰りの電車で楽譜を書いてました。
ライアー,エンジェル,愛知,東海,中部
(これがエンジェルです)

どうにか楽譜は完成したのですが、尺八パートの音が非常に高くなってしまいました。
尺八パートは安達さんにフルートでお願いするつもりですが、これって、フルートで吹けるのかな?ピッコロの音域かも……。
とりあえず、今度安達さんに実際に楽譜を見てもらって、それからの判断になりそうです。とりあえず書いてみたけど、このままお蔵入りになるかも……。

この記事へのコメント

  • 安達

    えーっ!!私のフルートの都合で演奏するかどうかが決まるんですか?!
    先ほど楽譜を見せてもらって、「ひぇー高音…」と絶句。私もずっとフルートから離れていたので、相当頑張らないと無理そう…。
    「目いっぱい頑張って、春の海」。何だか優雅じゃないけど大丈夫かなー…(汗)
    でも、永田さんの新しい竪琴の響きは、楽しみにしてますよ。(…私は斬新なフルート演奏にならないよう練習します)
    2017年01月07日 21:44

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